2018.08.22
インターネットの発達によって産業構造が大きく変化している時代の中で、経営に求められるものも同様に大きく変わってきています。そんな中、注目を集める次世代経営者の方々はどのような考えでイノベーションを起こそうと努力されているのでしょうか。
2017年12月に北海道帯広市にて開催を致しました「ファームノートサミット2017 Winter」にて、有限会社一平(九州パンケーキ)村岡代表と株式会社BAKE 長沼会長にそのお考えや目指すビジョンについてお話を伺ったパネルディスカッションです。
有限会社一平 代表取締役 村岡 浩司 氏
株式会社BAKE 会長 長沼 真太郎 氏
株式会社ファームノートホールディングス
代表取締役 小林 晋也
<モデレーター:小林>
上海の経験が、ベイクに必然になっていたというか。振り返ってみたら線でつながっているんですね。
<長沼氏>
完全に線でつながってますね。その当時プロジェクトに失敗して、どこもいくところがなくなって北海道に戻ってきたんですよ。
<モデレーター:小林>
それじゃあ、ある意味挫折だったんですか?
<長沼氏>
挫折でしたね。相当な。23歳とかでした。
<モデレーター:小林>
23歳で実家がお菓子屋だからやれって言われたんですか?
<長沼氏>
そうなんですよ。私が作れると思われたんですよね、その投資家の方は。実際は全く作れないので、その辺りのディスコミュニケーションはすごい大きかったですね。
<モデレーター:小林>
失敗を経験してボコボコになって北海道に戻ってきて、お父さんは何て言ってたんですか?
<長沼氏>
父親は帰ってきて欲しかったみたいなので、よかったと。
北海道でがんばれと、そんな感じでした。
<モデレーター:小林>
なるほど、ありがとうございました。
村岡さんは九州パンケーキもそうですが、最近、小学校を買ったというのは本当ですか?
<村岡氏>
はい、本社を移転することになったので。廃校になった学校を買って、そこをフルリノベーションしました。地域の起業家が使えるコワーキングも併設しています。
<モデレーター:小林>
そもそも、お寿司屋さんがスタートなんですよね?
<村岡氏>
そうなんですよ。元々うちは寿司屋で、今年で50年(注:イベント当時)になるんです。
なんとなく16、7歳になってくると実家の寿司屋を継がないといけない空気になってくるじゃないですか?
それで、なんとなく親父からは「卒業してそのまま寿司屋になるか、大学行ってからでも遅くないぞ」みたいな、逃げ道のないゴールを設定されてしまって・・・(笑)
実をいうとそんな環境から逃げたいと思って、18歳のときにアメリカにいったんですね。一番遠いところにいけば当時はスマホもないし、見つけられないだろうと思って。アメリカのコロラド州のグランドジャクションっていう、ちっちゃい聞いたこともないような街に行って、そこで起業して会社をスタートしたんですね。
<モデレーター:小林>
アメリカで起業したんですか??
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