導入事例
情報共有の時間が減り、改善策検討に割ける時間が増えたことでタイムパフォーマンスがアップ!
繁殖に苦労していました。
導入前は帳簿で発情管理をしていたのですが、帳簿を見たり、場内で気づいたことを全部黒板に書き出したりして、それを全てチェックして判断する、という流れでしたが、限界があると感じていました。
事務担当者が「ファームノートのクラウドで牛群管理ができる」ということを知り、100頭以上の管理が安くできるのであれば、と興味を持ちました。
最終的には、管理できるデータや、コスト面を考えて導入を決めました。
若手スタッフが中心となり、削蹄や繁殖業務、エサの調整などを管理しています。運用を進めながら自分たちにとって必要な仕様に整えてきました。
繁殖業務では、日々の作業の中で妊娠鑑定を行い、タイミングが合えばすぐに次の対応に進めるよう、状況がわかるようにしています。
具体的には、授精後30日の牛や、分娩後60日で一度も授精していない牛、妊娠鑑定をして空胎で授精が出来ていない牛が常にFarmnote Cloudで見えるように管理しています。
妊娠鑑定をしてしまうと、その後状況が見られなくなくなるので、一度チェックした牛はFamnote Cloudのタグ付け機能を活用して「30日プラス」とタグをつけておき、60日経過後に再度確認できるように運用しています。
4月から繁殖検診を牧場内で行っていますが、Farmnote Cloudをフル活用しています。過去に疾病や後産停滞があった牛は、経過をクラウド上で追っていて、放置することなく早めに診ることができます。検査で使うエコーの情報も入力しています。
治療は獣医師に依頼していますが、治療に至るまでの経過(乳量の低さや下痢気味等)を些細なことでもメモするようにしていて何かあればすぐ治療に出せるので、早期対応につながっています。
Farmnote Cloudの運用は、入力内容をルール化しておけば別のスタッフでも対応できますし、シフトが休みの日でもスマホやタブレットでチェックできます。気になっていた牛の状況がいつでもわかるのも良いですね。
また、Farmnote Cloudの導入で、会議時間が短くなりました。以前は繁殖内容や乳量などの担当が分かれていたため、情報共有が会議の主な目的でした。
今はFarmnote Cloudに全ての情報を集約できるので、牧場の現状は事前に把握できます。牧場の現状について課題点や気づいた点などあれば、各々があらかじめ対策を用意した上で会議に臨めるため、会議の時間の多くを協議・相談に割けるようになり、会議の質が向上しました。会議時間は短くなったのに、問題への対策はしっかりと練れるので、牧場の改善スピードが上がったと感じています。
現在浪江町では国産飼料を100%使って酪農をすることをミッションに、新たな復興牧場を建設しています。私たちの牧場でも、試験牧場として100%の純国産にするための配合を色々試している段階です。
配合を少し変えるだけでも牛の健康状態は大きく変わります。健康状態といっても目に見える変化だけではなく、ファームノートなどで得られる反芻時間の変化も合わせてチェックしながら、新たな課題に対応していきたいと考えています。
そして、将来的には、福島の農地再生や現地雇用につながることを願っています。
経営形態 | 酪農 |
飼養頭数 | 242頭 |
Farmnote Color導入時期 | 2019年2月 |
インタビュー | 従業員の皆様 |
牧場名 | ミネロファーム |
所在地 | 福島県 福島市 |
金子ファーム 様(青森県七戸町)
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株式会社大地の雫様(北海道別海町)
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株式会社菅原牧場様(北海道鹿追町)
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