弊社製品のご導入以前の課題は?
「発情発見を担当していた方が欠け、発情を見逃していることは明らかな状況でした。」
- 武田様 私が農業を始めてから5年目ぐらいなので、発情発見や牛の管理に関する技術や経験はまだ浅いのですが、牧場でずっと発情発見を担当していた方が欠けたことがきっかけで、自分たちで発情を見ることになりました。その時に仕事が滞り、発情の発見がどんどん遅れていきました。繁殖鑑定の数も増えていたため、発情を見逃していることは明らかな状況でした。そこで、誰が見てもわかりやすく、数値で判断できるようなツールがあればいいのに、と思うようになりました。
足につけるタイプの検知機も使用しているのですが、色々な面で調子が良くなかった時期があり、発情発見を補強するツールを探し始めました。その際、2016年に参加したファームノートのセミナーで聞いた話を思い出したんです。講演では、1回発情を見逃すといくら損失、というような経済効果の話も含まれていたのですが、当時農業を始めたばかりだった私は「そんなものなのか」くらいに思っていました。ところが自分で発情を見る立場になってその難しさと大切さを身をもって実感しました。
- -弊社製品ご導入のきっかけは?
- 菅原会長 社内で2ヶ月間ほど競合他社商品とFarmnote Colorとを比較してみた時にFarmnote Colorの方が拾った情報量が多く、さらにFarmnoteがアプリケーションとしての使いやすさも優れていたため、ファームノート製品を採用することに決めて2019年5月の導入に至りました。武田君もファームノートを推していましたしね。
一番いいなと思った点は、ファームノートが北海道十勝の企業で地元に根ざしており、日本人が日本人のためにつくっていることです。そこに意義を感じ共感を抱きました。やはり日本の酪農、日本の牛には日本製の機器が合っていると思います。
他社製品だとシステム自体に海外のものを使用していることも多く、その場合、メンテナンス、保守点検などがスムーズに進まない恐れがあります。実際、うちでは海外製品のロボットも利用していますが、部品を輸入するのに数ヶ月かかると言われて不便な思いをしたこともあります。また、導入のために牧場全体のシステムを総入れ替えしなければいけない製品も避けたいと考えました。その点、Farmnote/Farmnote Colorは現状のシステムに付け加える形で導入できました。
実際に使用された使い心地や効果は?
「生産性の向上と作業時間と手間の削減、それに従業員の意識向上の3つの成果が得られました。」