導入事例
共進会に向けた牛の手入れと、Farmnote Cloudを活用した牛群管理の両立で
日本一の牛を目指しながら、持続可能な牧場経営を。
記録と観察を重視し、Farmnote CloudとFarmnote Colorはそれをサポートしてくれるツールとして活用。Farmnote Cloudでは、分娩間隔と生産頭数を追い、業務連絡や、注視すべき牛のリストアップで、牧場のオペレーション効率化に寄与できており、年間の繁殖成績を高めつつ、共進会に向けた牛の手入れも実現できたという鹿児島県ひなた牧場の落合新太郎さんにお話を伺いました。
僕は、父親の牧場がFarmnote ColorとFarmnote Cloudを使って牧場を経営をしていたので、新規就農した際から使い出すことになりました。
どの牛に何をやったか、Farmnote Cloudに記録・管理・分析を徹底しており、牧場業務がわからない当初でも、1回1回父親に質問するのではなく、記録を見てある程度理解した上で初められたため、成長スピードが早かったです。
なので、2,3年かけて牧場の全体を学ぶところを1年ほどで自分の牛舎を回すことになりました。
最初始めたときは技術もないので、発情かな、どうかな?と思ったときにFarmnote Cloudを見て前回の周期から発情だ、って勉強しながら牛の確認をしました。牛の個体情報をみれば、血統やどんな周期かもみれるので、父親に聞かなくとも学べることがたくさんありました。
注視しなくてはいけない牛は神経を使うのですが、そこをFarmnote ColorやFarmnote Cloudが自分の目の代わりになってくれたのが、僕は最初からあって便利だったなと思います。
授精師さんとのやりとりでも、パッとスマホ画面を見せてどの牛に発情がきてるかその場で確認できるのもいいです。
また、全共の期間も1週間ぐらい留守であっても、牧場にいる父が几帳面にFarmnote Cloudに入力していたので、今日はどうだったとか、どの牛が発情で、どの牛に治療したのかがわかったので、心配せずに集中することができました。
ひなた牧場では、記録と観察の徹底を心掛けてます。生産率を上げるために、分娩間隔と生産頭数を追っていくことで今の状況を把握。
牧場経営においては「記録」と「観察」をすることで、収入を上げる策が見えてくるので、そのツールとしてのFarmnote Cloudはとても重要な役目を果たしています。
業務面ではFarmnote Colorを用いて、牧場作業時間外での発情の発見ができることで、授精の機会損失を防いでいます。Farmnote Colorの発情兆候検知が起こった傾向を分析すると、昼の時間帯が多いこともわかってきました。
また、Farmnote Cloudでは個体リストが自由自在に作成できるので、気になる指標別ですぐに確認することができてデータから観察がしやすくなりました。
「経営指針レポート」では、目標に対して平均授精回数がどうだったか年間で振り返ることで、昨年の運用方法を振り返ることができます。
共進会に向けて頑張るということが好きで、準備は大体1年前から始めます。通常の和牛繁殖以上に手をかけなければいけません。ちゃんと牧場経営をしながら、共進会にも本気で取り組む、それができているのは「記録」徹底することによる作業共有の正確性があるからだと感じております。
今回、姶良の牛が内閣総理大臣賞を授かったことで鹿児島がもっと元気になるといいなと思っています。
経営形態 | 和牛繁殖 |
飼養頭数 | 100頭 |
インタビュー | 落合新太郎様 |
牧場名 | ひなた牧場 |
所在地 | 鹿児島県霧島市 |
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