導入事例

有限会社 青木ファーム様(北海道新冠町)

「分娩後の初回授精平均日数は導入前よりも40日近く短縮されています。 導入から約半年でこの変化は、凄いのではないでしょうか。」

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弊社製品のご導入以前の課題は?

「分娩間隔の短縮、分娩後の初回授精平均日数の改善、そして発情発見に課題がありました。」

発情の見逃しの他に、そもそも発情が分かりにくい曖昧なケースがあり、そういう牛が何頭もいると記録を確認するのに結構な手間と時間がかかり、迷っている段階から人工授精に進むまでの作業が煩わしいんです。そのため、発情が分かりにくい牛に関しては人工授精を見送っていた部分がありました。

そういう曖昧な部分や見逃しを改善できればと考えていましたが、かといって人を雇うなど外部に頼る方法ではなく、自分自身でしっかり繁殖管理をできるようにしたいという思いがありました。それに発情に関しては牛の癖や独特の個体差も大きいので、人を増やしたところで課題解決はしないだろうと思い、それなら夜間も含め24時間牛を見てくれるIT機器を導入した方がいいと考えていました。
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-弊社製品ご導入のきっかけは?
うちに来ている開業獣医師さんから、ファームノート社が開催しているセミナーのことを聞きました。そのセミナーには参加できなかったのですが、自分なりにクラウド牛群管理システム「Farmnote」とセンサーデバイス「Farmnote Color」について調べてみたところ、機能性は勿論のことデザインも良く、最先端な感じがして好感を持ちました。

-ご導入の決め手は?
導入する生産者に合わせて、使いやすいようにFarmnoteをカスタマイズできるところがいいなと思いました。
コストはネックになったのですが、スマホ1台あれば情報を全て管理できるメリット、それから人工知能による牛の個体差を考慮した検知精度を考えると、投資した分の元は取れるんじゃないかと思い導入に至りました。

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ご導入による効果は?

「分娩後の初回授精平均日数は導入前よりも 40 日近く短縮されています。 導入から約半年でこの変化は、凄いのではないでしょうか。」

実際に使用された使い心地や効果は?
Farmnote Colorのおかげで、想像以上に夜間の発情が多いことが分かりました。
実際、計測対象の牛のほとんどが夜中に発情していました。それは人間の目では見つけにくい部分でした。Farmnote Colorを導入してから分かったことですが、導入前は10頭中少なくとも3頭は発情を見逃していたようです。


その他、Farmnoteの個体管理で牛の家系まで見られるのがいいですね。
繁殖牛が100頭を超えた頃から名前や血統の全てを記憶できなくなっていましたが、Farmnoteがあれば一目で分かります。他にも空胎日数、種付け回数、受胎率など欲しい情報が一目で分かります。また、分娩後の経過日数もすぐに分かるので、そういう情報を基に発情を誘起させるための治療など、何らかの処置をより積極的に行うようになりました。

その成果の1つだと思いますが、分娩後の初回授精平均日数は導入前よりも40日近く短縮されています。導入から約半年(※取材当時)でこの変化は凄いのではないでしょうか。

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-導入されていない方へメッセージはありますか?
Farmnoteのアプリは皆さん入れた方がいいと思います。
生産者の方はもちろん、農協などの地域の団体も含めて導入すると、必要な情報が広く共有できて更に有意義に使えると思います。また、自分も導入前はコストがネックになっていましたが、実際に導入した今は「導入して損はない」と思ってます。

自分自身で見なければならない牛の数も減っているし、現場でデータが見られるのですぐ処置もできる。作業が効率的になって時間にゆとりができました。精神的な部分でも不安が減って余裕を持った作業ができています。

-今後のビジョンは?
繁殖牛が現在170頭近くですが、できれば今後1年くらいで200頭まで増やせればと考えています。また、同時に繁殖能力の改良にも取り組みたいと思います。

(終)

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会社紹介

会社名 有限会社 青木ファーム様(北海道新冠町)
従業員数 ご家族含め5名(取材当時)
本社 北海道新冠町

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