弊社製品のご導入以前の課題は?
「実は、特に改善したい課題があったわけではありませんでした。」
- もともと繁殖を管理するために専属の獣医さんがつくった独自のソフトをずっと使っていたのですが、それが壊れてしまい、他のソフトを入れなければいけない状況になりました。その時に出会ったのがクラウド牛群管理システム「Farmnote」でした。
-弊社製品ご導入のきっかけは?
- 私は前職でWebサービスに携わっており、アプリのディレクションなども行っていました。そのため、従来使っていたソフトが壊れた時も「じゃあ自分でソフトをつくろうかな」と考えて、システムやデザインの話を進めていました。ところが、振興局の方がFarmnoteの存在を教えてくれて「ここまで出来上がっているものがあるなら」と思い、自前でソフトをつくるのを中止して、Farmnoteを導入しました。それが2年ぐらい前です。
- センサーデバイス「Farmnote Color」の方は、発売されて間もない2016年の8月に案内を受けて「発情を検知してスマホに通知してくれるのはいいな」と好印象を持っていました。その時は他社のセンサーを使ったこともあり、すぐに決断することはしませんでしたが、結果的に2017年12月に導入しています。
- -ご導入の決め手は?
- Farmnoteに触れた時の印象は、UI(ユーザーインターフェース)がとても使いやすいということ。自分でソフトをつくるなら、画面の真ん中に検索窓があって、個体識別番号を入れたらその牛の情報が出てくるものを、と構想していたので、ほぼその理想に近いFarmnoteの仕様はとても気に入りました。
Farmnote Colorの方は、コストのハードルがありながらも最終的に導入に至りました。その理由は「一頭一頭の反芻、休息、活動といった行動パターン、発情や疾病などの兆候が分かるならコストをかける価値はある」と判断したからです。また機能拡張が随時行われていることもあり、将来的な期待値の高さも決め手になりました。
また、ファームノート社の小林社長が「世界の農業の頭脳を創る」とおっしゃっていますが、それはバックボーンとしてデータの蓄積がないとできないことですよね。それだけ膨大なデータの蓄積に取り組んでいるファームノート社にもとても期待しています。
ご導入による効果は?
「平均搾乳日数は200日から180日に。空胎日数も200日を超えていたのが、今は139日です。」