弊社製品のご導入以前の課題は?
「人間の目による発情発見には限界があり、生産性が課題でした。」
- うちの牧場には肥育80頭、繁殖牛が150頭程度おり、以前は繁殖牛においては人間の目で発情発見に取り組んでいましたが、見落としが結構あったので生産性が悪いなぁと思っていました。昼間は牛舎に誰かしら人がいるのですが夜間は牛の観察が難しく、カメラも付けていますが、映像で発情の兆候は見えても個体の番号が分からないので、結局あまり意味がない状態でした。
-弊社製品ご導入のきっかけは?
- 私の兄は授精師として主に家畜人工授精と授精卵移植業務を行なっています。授精師として他所の牧場にも伺っていますが、お付き合いのある隣町の牧場さんが200頭ぐらい管理されているんです。200頭もいるのによく発情を探しているなぁと思って話を聞いてみると、センサーデバイス「Farmnote Color」を装着しているということでした。以前は足に着けるタイプの他社機器を使われていたけど、発情が明確には分からなかったようです。それが Farmnote Colorに変えてから8割ぐらい発情が分かるようになったと聞き、うちの牧場もFarmnote Colorが使えるかもしれないと考え、JAさん経由で問い合わせをしました。
-ご導入の決め手は?
- 150頭の牛の発情を人間の目だけで見つけるのは明らかに無理があるし、1回の発情でも早く見つけて人工授精すれば経済損失が防げ、生産性が上がります。「生産性を考えたら、ある程度の投資は妥当」と判断し、2018年7月にFarmnote Colorとクラウド牛群管理システム「Farmnote」を導入しました。歩数計タイプの機器という選択肢もありましたが、発情・活動量・反芻と様々な情報を検知してデータとして知らせてくれる Farmnote Colorの方が発情発見率が高そうだと個人的に思いました。
ご導入による効果は?
「発情発見率は期待通りの8 割以上を達成。分娩間隔も387日から370日に改善見込みです。」