導入事例

有限会社 坂本牧場様(大分県日田市)

「平均搾乳日数は200日から180日に。空胎日数も200日を超えていたのが、今は139日です。」

サムネイル添付

弊社製品のご導入以前の課題は?

「実は、特に改善したい課題があったわけではありませんでした。」

もともと繁殖を管理するために専属の獣医さんがつくった独自のソフトをずっと使っていたのですが、それが壊れてしまい、他のソフトを入れなければいけない状況になりました。その時に出会ったのがクラウド牛群管理システム「Farmnote」でした。

01.png-弊社製品ご導入のきっかけは?
私は前職でWebサービスに携わっており、アプリのディレクションなども行っていました。そのため、従来使っていたソフトが壊れた時も「じゃあ自分でソフトをつくろうかな」と考えて、システムやデザインの話を進めていました。ところが、振興局の方がFarmnoteの存在を教えてくれて「ここまで出来上がっているものがあるなら」と思い、自前でソフトをつくるのを中止して、Farmnoteを導入しました。それが2年ぐらい前です。
センサーデバイス「Farmnote Color」の方は、発売されて間もない2016年の8月に案内を受けて「発情を検知してスマホに通知してくれるのはいいな」と好印象を持っていました。その時は他社のセンサーを使ったこともあり、すぐに決断することはしませんでしたが、結果的に2017年12月に導入しています。


-ご導入の決め手は?
Farmnoteに触れた時の印象は、UI(ユーザーインターフェース)がとても使いやすいということ。自分でソフトをつくるなら、画面の真ん中に検索窓があって、個体識別番号を入れたらその牛の情報が出てくるものを、と構想していたので、ほぼその理想に近いFarmnoteの仕様はとても気に入りました。

Farmnote Colorの方は、コストのハードルがありながらも最終的に導入に至りました。その理由は「一頭一頭の反芻、休息、活動といった行動パターン、発情や疾病などの兆候が分かるならコストをかける価値はある」と判断したからです。また機能拡張が随時行われていることもあり、将来的な期待値の高さも決め手になりました。

また、ファームノート社の小林社長が「世界の農業の頭脳を創る」とおっしゃっていますが、それはバックボーンとしてデータの蓄積がないとできないことですよね。それだけ膨大なデータの蓄積に取り組んでいるファームノート社にもとても期待しています。

ご導入による効果は?

「平均搾乳日数は200日から180日に。空胎日数も200日を超えていたのが、今は139日です。」

-実際に使用された使い心地や効果は?
Farmnote Colorを導入して約8カ月経ちますが(※取材当時)、平均搾乳日数が徐々に短くなってきています。導入前は200日を超えていたのですが、今は180日。さらに空胎日数も200日を超えていたのが、今は139日です。また、Farmnote Colorを導入して分かったことですが、発情の6割くらいが夜中に起きていたんです。それを見つけることができたのは本当に良かったなと思っています。

以前だったら妊娠鑑定も同じ日に十数頭行っていましたが、今は全部バラバラに授精をできるので、偏りがなくなり、それだけでも業務負荷が軽減されました。さらに大きな変化は、発情発見に関して僕自身が目視で個体の兆候を確認するような手間がなくなったこと。発情検知の通知も直接授精師さんにも届くようにしているので、基本的に授精師さんが適切に対処してくれています。

それから、以前に使っていた他社のセンサーだとパソコンにしか情報が出ず、わざわざ事務所のパソコンを見に行く必要がありました。また、いつ発情が起きたのかなど必要な情報がなく、表示も分かりにくかったのですが、Farmnote ColorだとFarmnoteとの連動でどこにいてもスマホで情報が見れ、表示も分かりやすいです。



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発情検知の他に特に重宝している機能は反芻です。
うちでは分娩後40日までの牛を要注意牛としてリストをつくって、3日単位で反芻の数値の動きをチェックするようにしています。反芻の数値から異常を読み取った時に実際の牛を見てみると、餌を食べないなど何かしらおかしなところがあることが多いので、そのタイミングで獣医さんを呼びます。獣医さんを呼ぶタイミングがより適切になったおかげで、第四胃変位、産褥熱、ケトーシスなどの疾病発見から治療にかかるスピードが導入前より3~4日ぐらい早くなりました。


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-導入されていない方へメッセージはありますか?
「発情の6割が夜中に起きている」というような、人の力では分からなった事実がデータによって分かることがFarmnote Colorの一番のメリットだと思います。適切な繁殖管理によって分娩間隔が20日でも短くなれば、年間に出生する子牛も増えますし、繁殖以外では周産期疾病が早急に見つかることだけでも導入するメリットは十分あると思います。

私自身も導入前はコストがハードルになっていましたが、今は入れて良かった、費用対効果は高かったと思っています。

空胎日数の数値ひとつ考えても、1日の違いでも1500円くらいのロスがあると仮定すると、それが正常な数値に改善されるだけで、100頭規模の牧場だったら年間700~800万円くらい浮くことになります。

Farmnoteについては、導入後に他社のソフトと比較する機会があったのですが、やっぱり”とっつきやすさ”の面で勝っているなと思いました。他社のソフトのなかにはスマホやパソコンが得意な人向けの複雑なものもあります。でもどんなに機能がたくさんあっても実際に酪農家が使えないと意味がありませんし、実際、最初からそんなに多くの機能を使いこなせる方は少ないと思います。その点、Farmnoteの場合は本当に操作が”カンタン・便利”なのでおすすめです。


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-今後のビジョンを教えてください。
世の中には酪農に対して3K(きつい、汚い、危険)の仕事というようなイメージが未だに残っているなかで、これからは牧場も一企業としての自覚を持ち、雇用を生むことや、消費者に対していかに安定的に生乳を届けていくかということを考えていかなければいけない時代だと思います。そのようなことを意識した上で今後の規模拡大を考えています。1,000頭搾乳・40人雇用が当面の目標です。企業としてファームノート社に負けてはいられないですね。(笑)

(終)

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会社紹介

会社名 有限会社 坂本牧場様(大分県日田市)
従業員数 5名(取材当時)
本社 大分県日田市

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