2024.05.17
Farmnote Geneは2022年3月1日に提供を開始以来、本年で3年目を迎えます。
酪農生産者であるお客様の牛の遺伝子を採取し、検査結果をWeb画面で分かりやすくご提供することで、ゲノム的に収益性の高い牛を後継牛として確保し、そうでない牛では個体販売用途で確実に収益を上げられるよう、数値ベースでの意思決定をサポートしています。
Farmnote Geneのサービスを提供する中で、酪農生産現場で求められる牛群改良の方向性として、主に3つの形質が重視されることがわかってきました。それは乳量・乳成分、繁殖性、そして搾乳性(乳器)です。総合指標を意識しながらもこれら形質を強化する授精戦略を推進するには、メイティングのリードタイムを短縮することも必要です。
そのためFarmnote Geneでは、これらを強化するため、独自指標を持つST Genetics(Genetic Visions-ST)をゲノム検査機関に追加しました。ST Geneticsは、CDCBが指定するゲノム検査機関の一つです。ST Geneticsが提供するゲノム検査「Vision+」は、牛群改良に求められる形質に対応できるメリットがあります。
ST Geneticsが提供するゲノム検査「Vision+」の独自指標
酪農経営の牛群改良において、繁殖戦略は重要なファクターです。Farmnote Cloudで管理されている授精記録に、Farmnote Geneで得られた遺伝子解析の結果が取り込まれることで、より生産性の高い牛群を形成できる環境が整います。さらにFarmnote Cloud の情報が農水省『全国版畜産クラウド』など外部データとの連携で自動入力され、またFarmnote Geneで立てられた授精計画をもとに、「ジェネティクスサービス」を利用することで、牧場生産がワンストップで行えるようになります。ファームノートはこれからもお客様の繁殖計画を支援し、遺伝子情報に基づいた牛群改良を実現していきます。
株式会社 ファームノート 会社概要
会社名:株式会社ファームノート
代表者:代表取締役 小林 晋也
所在地:北海道帯広市西8条南18丁目3-4
設立:2013年11月
資本金:9000万円
TEL:0155-67-6911
URL:https://farmnote.jp/
事業内容:酪農・畜産向けのDXソリューションの提供