ファームノートHD、遺伝改良と予防等を中心とした生産概念「アニマルライフケア」を提唱し、新会社設立

酪農・畜産向けIoT(※1)ソリューションを提供する株式会社ファームノートホールディングス(本社:北海道帯広市、代表取締役 小林晋也 以下、ファームノートHD)は、次世代の生産手法である遺伝改良と予防を中心とした生産概念「アニマルライフケア」を提唱し、新たにコンサルティング事業を目的とした完全子会社の株式会社ファームノートデーリィプラットフォームを設立したことを発表します。

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アニマルライフケアの提唱と推進

 ファームノートグループはビジョンとして「生きるを、つなぐ。」を掲げており、持続可能な地球の豊かさへの貢献にチャレンジしています。アニマルライフケアとは、経済動物のライフサイクルをコントロールする人間の進化によって経済動物の快適性と経済性を両立させ、人間と動物双方の利益最大化を目指す取り組みです。

当社はこのアニマルライフケアを普及させるため、子会社である株式会社ファームノートにおいて酪農・畜産向けIoTソリューション「Farmnote Color」を提供し、広い視点で牛の生産性改善に貢献してきました。しかし、牛の生産性は個体の遺伝能力・飼養環境・餌・オペレーションなどの変動が大きな要因となるため、IoTソリューションの導入だけではなく、要因とその深い知見での改善が必要と考えました。

今回、株式会社ファームノートデーリィプラットフォームという子会社を設立し、IoTソリューションの最適な活用方法と牛の遺伝改良や疾病予防、繁殖改善などの知見収集を目的とした生産牧場の経営に取り組みます。また、IoTソリューション活用とそれを補完する知見をコンサルティングサービスの提供を通じ、アニマルライフケアの推進に努めます。

さらに、当社がこれまでに構築をしてきた社内の獣医師等プロフェッショナル人材やものづくりのスキルなど「人的・組織的資源」、生産データやセンシングデータの「情報資源」、信頼できる生産者との「顧客基盤」、業界内外の企業や団体との「パートナーシップ」を酪農・畜産生産者の生産性向上するための基盤として提供、さらにAI(人工知能)等の次世代テクノロジーによって、誰でも高い生産性の牧場を運用できる「フルオートメーションファーミング」構想の実現を目指します。

新たに設立する子会社の概要

会社名   株式会社ファームノートデーリィプラットフォーム
本社    北海道帯広市公園東町1-3-14
代表取締役 小林晋也
設立    2019年8月1日
資本金   1,000,000円

ファームノートHDについて

 ファームノートHDは2016年12月に設立され「生きるを、つなぐ。」をビジョンに、持続可能な地球の豊かさへの貢献を目指した純粋持株会社です。ウェブインテグレーション事業を展開する株式会社スカイアーク(http://www.skyarc.co.jp/)と、農業IoTソリューション事業を展開する株式会社ファームノート(https://farmnote.jp)を有しています。

本リリースに関するお問い合わせ先

株式会社ファームノートホールディングス
広報: 鈴木・吉川・志賀
TEL: 050-3852-4018  メール: pr@farmnote.jp


※1)従来インターネットに接続されていなかった様々なモノ(センサー機器、車、電子機器など)が、ネットワークを通じてサーバーやクラウドサービスに接続され、相互に情報交換をする仕組み。Internet of Thingsの略。

株式会社 ファームノート 会社概要

会社名:株式会社ファームノート
代表者:代表取締役 下村 瑛史
所在地:北海道帯広市公園東町1-3-14
設立:2013年11月
資本金:9000万円
TEL:0155-67-6911
URL:https://farmnote.jp/
事業内容:農業IoTソリューションの開発・提供

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