2015.12.07
Farmnote Color(以下、Color)は牛群管理システム「Farmnote」と連携した牛用のウェアラブルデバイスです。Colorは牛の首に装着して活動データをリアルタイムに集取します。そしてColorがゲートウェイを通じて牛の活動データをクラウドに保存し、人工知能が解析した牛の状態、例えば発情や疾病兆候をスマートデバイスに通知することで最適な飼養管理を実現できます。
ファームノートでは、経済動物がより健やかに快適に管理されるようにクラウドと人工知能を活用した「Internet of Aminals」の実現を推進し、日本の農業の生産性向上に貢献していきます。
牛の首に取り付けられたColorは、リアルタイムに牛の活動情報を収集します。取得したデータはFarmnoteに保存され、活動量・反芻時間・休憩時間を計算します。その情報から繁殖で重要な発情、疾病兆候など注意すべき牛を自動的に選別しスマートデバイスに通知します。データは人工知能が個体別に学習し、個体差を考慮して分析を行うためデータが増えるほど精度が高い異常検知が可能になります。Colorは乳牛・和牛どちらでも利用可能です。
Farmnote Colorは牛の個体識別として普及しているRFIDタグを搭載しているため、既存のRFIDリーダーでの識別や搾乳機器の個体識別子として利用できます。
またiPhoneなどのスマートデバイスをColorに近づけることでFarmnoteが起動し、その個体の情報を瞬時に検索・表示します。さらにスキャンモードをすること利用することで近くにいる牛をリストアップして牛を探すことが可能です。
従来、牛用のデバイスのバッテリーは耐衝撃性や防水性を確保するためにバッテリー交換ができない構造になっており、ユーザーはバッテリーが切れるとデバイスを新たに交換するという手間が発生していました。Farmnote Colorのバッテリーは、常時使用を行った場合でも3年間交換不要でご利用いただけます。さらにバッテリーはColor特有の特殊な構造により、バッテリーが交換可能です(バッテリー交換サービスとして提供する予定です)。
Colorのベースソフトウェアは1,000農家にご利用いただいている牛群管理システム「Farmnote」となり、ひとつのシステムで牛のデータを管理することが可能になります。すでにFarmnoteをご利用いただいている場合は個体データをスマートデバイスを利用してかんたんに連携・統合させることができます。さらにFarmnoteに保存されている発情予定日などのデータを異常検知に活用することができるため、より精度の高い異常検知が可能となります。
山間地などのインターネット回線が繋がらない場所でも、3G/LTEのモバイル通信が可能です。(別途、通信用のSIMカードが必要です)。牛舎・自宅のインターネット回線も利用できます。
以下のウェブサイトをご覧ください。
https://farmnote.jp/color/index.html
スマートデバイスへのタッチ操作だけで牧場経営を「見える化」出来る酪農・肉牛農家向けの牛群管理システムです。Farmnoteはクラウドサービスとして提供しており、飼養頭数100頭以下の牧場(日本の93%の牧場)に対して無償提供しています。スマートフォン・タブレット・PC問わず利用することが出来るため、ITが苦手な方でも「かんたん」に利用することが出来ます。
Farmnoteは2014年11月から1000農家(参考:日本の農家数約80,000戸)にご登録いただいております。
ファームノートはスマート農業ソリューションを提供するITベンチャーです。「牧場を、手のひらに。」をビジョンに、クラウド型牛群管理システム「Farmnote」を開発しています。さらに「Internet of Animals」の世界を実現するため、センシング技術の開発や人工知能の活用にも取り組んでいます。最先端の技術で農業の経営効率化を推進し、日本の強い農業に貢献します。
株式会社 ファームノート 会社概要
会社名:株式会社ファームノート
代表者:代表取締役 小林 晋也
所在地:北海道帯広市西8条南18丁目3-4
設立:2013年11月
資本金:9000万円
TEL:0155-67-6911
URL:https://farmnote.jp/
事業内容:酪農・畜産向けのDXソリューションの提供