【全11回】革新を創造する。次世代経営者とビジョン⑩

<連載第10回:これからのビジョン、挑戦>

インターネットの発達によって産業構造が大きく変化している時代の中で、経営に求められるものも同様に大きく変わってきています。そんな中、注目を集める次世代経営者の方々はどのような考えでイノベーションを起こそうと努力されているのでしょうか。

2017年12月に北海道帯広市にて開催を致しました「ファームノートサミット2017 Winter」にて、有限会社一平(九州パンケーキ)村岡代表と株式会社BAKE 長沼会長にそのお考えや目指すビジョンについてお話を伺ったパネルディスカッションです。


スピーカー

有限会社一平 代表取締役 村岡 浩司 氏
株式会社BAKE 会長 長沼 真太郎 氏


モデレーター

株式会社ファームノートホールディングス
代表取締役 小林 晋也


<1つ前の記事はこちら>

<モデレーター:小林>
なるほど、ありがとうございます。まだ話し足りないとは思うんですけど、お時間となってしまいました。これからのビジョンっていうことで、これからどんな挑戦しようと思っているのか、お二方からお聞きしたいと思います。まずは村岡さん、今後の展開はどうでしょう?

これからのビジョン、挑戦

<村岡氏>
僕はもう圧倒的に「地域」なんですよね。九州という地域の中でどう生きていくか。片っぽの軸足は宮崎っていう場所に置きながらも、もう一つの軸足は自由に動かしていかなければいけない。

宮崎から見れば、東京であろうが大阪であろうが台北であろうがソウルであろうが上海であろうが、全部グローバルなんですよ。アジアの主要国だって移動距離も実は同じくらいなんですよね。

九州を真ん中にすると、半径2時間圏内に東京があって台北があって上海も全部入るんです。九州としての地の利みたいなものを活かしながら、マーケット自体は広くアジアに広げていきたいっていう思いです。

地域の発展が自社の発展につながるという想いもあります。僕は事業家なので、まずは自分の事業を発展させながらも、その収益を如何にして地域の発展に循環させていくか。地元が元気になるためには、次世代の人をどうやって育てるかが大事。こういうとおこがましいんですけど、九州内の志の高い同士がどうやって繋がって、出会いの偶然性とか偶発性みたいなものがデザインできたら、それが次の世界を開いていくと思っています。

現在、廃校になった学校を買ってコワーキングスペースを作っているんですけれども、そのコワークという概念を、九州中に散りばめてコミュニティをつくっていきながら、そこで出会った面白い人達と何かを生み出したいです。


<モデレーター:小林>
ありがとうございました。長沼さん、次なるビジョン、挑戦をお願いします。


<長沼氏>
わたしは北海道に生まれたことを最高に幸せだったと思っています。運がよかったと。
正直、会社を東京でやっているんですけれども、北海道というポテンシャルのあるブランドを存分に利用させてもらっています。北海道生まれなので、正真正銘言えるんですよね。海外に行くと、もうニセ北海道ばっかりなんです。なので、正真正銘ってこんなにも競争力があるんだな、と感じています。

北海道のポテンシャルって、いま我々はお菓子ですけど、お菓子だけじゃないと思っています。特に可能性があると思っているのは乳製品。これが本当に可能性あると思っています。
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(左:モデレーター小林 中央:村岡氏 右:長沼氏)


この前中国に行って、本当に大陸奥地の田舎のおじさんと話していたんですけど、北海道を知っているんですよ。行ったことは勿論無いんですけど。そのおじさんに、「北海道で何をイメージするの?」って聞いたら、牧場なんですよ。乳製品なんですよ。おいしいんだよねって、食べたこともないんですよ?でも、そのくらい知っているんです。それだけ価値を認めてくれているってことだと思います。

北海道の生乳ってほとんど輸出されないじゃないですか?
今後やりたいことと言ったら、お菓子はもちろんですけど乳製品とかにもできる限り関わって、北海道発のすごい価値のあるブランドを作って全世界に流通するような、より多くの人に適正価格でお届けできるようなことができたら面白いなと思っています。


<モデレーター:小林>
北海道を利用させてもらっているというお話でしたが、北海道の実益に繋がっているわけですよね?工場もあるし。売れれば売れるほど、北海道で雇用がうまれるわけですよね?


<長沼氏>
はい、そうですね。


<村岡氏>
北海道って本当羨ましく見てますよ、みんな。
北海道ブランドって、アジアでは知らない人がいないのでは?と思うぐらい素晴らしいと感じています。

<連載第11回:会場へのメッセージ>【終】

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