【全11回】革新を創造する。次世代経営者とビジョン⑥

<連載第6回:チャレンジと困難②>

インターネットの発達によって産業構造が大きく変化している時代の中で、経営に求められるものも同様に大きく変わってきています。 そんな中、注目を集める次世代経営者の方々はどのような考えでイノベーションを起こそうと努力されているのでしょうか。

2017年12月に北海道帯広市にて開催を致しました「ファームノートサミット2017 Winter」にて、有限会社一平(九州パンケーキ)村岡代表と株式会社BAKE 長沼会長にそのお考えや目指すビジョンについてお話を伺ったパネルディスカッションです。


スピーカー

有限会社一平 代表取締役 村岡 浩司 氏
株式会社BAKE 会長 長沼 真太郎 氏


モデレーター

株式会社ファームノートホールディングス
代表取締役 小林 晋也


<1つ前の記事はこちら>

<長沼氏>
例えば居酒屋を中国に出店すると研修で大体1ヶ月くらい必要っていわれるんですけど、それよりも圧倒的に短くても大丈夫です。できる限り仕組化をして誰でもできる、且つ北海道で食べる味と中国で食べる味が全く同じになるような、誰がやっても同じっていうのはとてもこだわっているところです。


<モデレーター:小林>
これ農業に組み入れていくと、今の話は素材をどうやって価値をあげていくかっていう話になっていくと思うんですけど、いかに誰がやっても同じ結果が出るかっていうことですよね?農業の人にこの話をすると「そんなことないよ」ってよく言われるんです。

たしかに天候に左右されるっていう部分はかなり大きく、アンコントローラブルな部分もあるんですけれど、ここに目を向けると多分農業ってもっと生産性が上がるのかなって、お話を聞いてて勝手に勉強になりました。


<村岡氏>
あと農業で言うと、これまで農業の課題を考えるときに、農業の世界の方達だけで考えてきたみたいなところをすごく感じています。

農業の課題をどのように現場に落とし込んでいくかとか、もしくは農業の現場のこだわりをどうやって出口のサービスのところで表現していくかとか。そこらへんが、垂直統合していくとおもしろいイノベーションが起こるのでは?という感覚があるんですよね。


<長沼氏>
おそらく今後どの企業もそうなっていくと思います。いま農業をやっている人たちは、六次化、六次化って言っていますけど、ものすごい可能性があると思います。

やっぱり自分たちで製造しているものを、加工して、販売するってすごいストーリーになるはずです。価値が2倍にも3倍にもなると思っているので、是非農業をやっている第一次産業の人たちは自分たちのものをブランド化してみんなで切磋琢磨すればまだまだすごい可能性があると思うんですよね。


<モデレーター:小林>
今の話題がタイムリーだなって思ったのは、六次化して失敗する人もたくさんいて、その人たちに共通することって何だろうなってところを、外の僕らから支援じゃないですけど、アドバイスなり、ノウハウが提供できるとうまくいくのかもって思いました。


<村岡氏>
六次化とか農商工連携の課題で言うと、やっぱり「プロの領域」を考えるって大事だと思うんですよ。
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(左:モデレーター小林 中央:村岡氏 右:長沼氏)


農家が原料の生産からプロダクトの企画、そしてPRや流通まで全てをやろうとしても難しい。みなさん頑張っていると思うけれども、サービスだったり、デザインだったりその分野のプロはいるわけだから、自分たちの理念に叶う仲間をどう見つけていくか、どう人と繋がっていくかっていうところが大事だし、そのあたりの繋がりがイノベーションを生む面白い時代だなって思います。ソーシャルの時代なので意識を持てばすぐに見つかりますよね。


<モデレーター:小林>
当然お二方もそういう気の合うプロじゃないですけど、自分たちのビジョンに合うプロを探してきたわけですよね?


<長沼氏>
我々は若干ちょっと違って、基本はほぼインハウンス化(内製)でやってるんですよ。アウトソースしているのは店舗デザインの設計士さんだけです。他はデザインも全部自社で、エンジニアも抱えてます。

【全11回】<連載第7回:チャレンジと困難③>

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