【全9回】獣医師に直接聞きたい!繁殖管理のベストプラクティス⑧

<連載第8回:子宮内洗浄の仕方で着床率が劇的に変わる>

本講演は2017年12月に北海道帯広市にて開催を致しました「ファームノートサミット 2017Winter」にて酪農・畜産それぞれの領域でご活躍中の獣医師の先生に、牧場経営にて重要となる「繁殖管理」に関するお話と、ご来場者さまの質疑応答にお応えしたプログラムです。


スピーカー

株式会社トータルハードマネージメントサービス
代表取締役 獣医師 佐竹直紀氏

株式会社Guardian
代表取締役 獣医師 伏見康生氏


モデレーター

株式会社ファームノート
プロダクトマネージャー 獣医師 平勇人


<1つ前の記事はこちら>

<モデレーター:平>
ここまで出た話で、まず繁殖成績に限らずですけども、成績向上に取り組んでいく為には農家さんの姿勢っていうのがかなり重要じゃないかというところがポイントとして出ました。
12.png

(モデレーター:ファームノート 平)



繁殖成績の改善に向けて積極的に取り組んでいく中で、今取り組むことがわからないという状況だと何から手を付けていいかというところで、その中でデイリーコンプだったり、ファームノートだったりっていうものを活用していただくことで、まず現状を把握した後に改善ポイントを見つけて、そこから一歩ずつ取り組んでいただくという話で、最後子牛の哺育の話が出ました。

ここまでの話で、ちょっと時間的に最後になってしまうかもわからないんですけど、会場からご質問等ありますか?


<会場からの質問>
リピートブリーダーに対する薬剤注入の話の部分でもう少し詳しい話を聞かせてください。

子宮内洗浄の仕方で着床率が劇的に変わる

<伏見先生>
原因菌として子宮内膜炎があるという前提で、薬剤として世界的な流れというか、日本でほぼ間違いなく一番多い原因菌がツルペレラ・ピオゲネスという菌ですね。

これも昔はテトラサイクリン系がよく効いたんですけど、今はアンピシリン系です。
実際私もそれを使っています。注入だけでは足りない牛に関しては洗浄がベストで軽く血が出るくらい洗浄していいと思います。

子宮の粘膜一枚はがしてやるくらいの気持ちで洗浄してやると、新しい粘膜が刷新されるわけですよね。それが着床率を劇的に改善してくれると思います。


<佐竹先生>
子宮内膜炎の診断っていうこと自体は簡単ではないので、3〜4回授精しても中々とまらないなってやつを無作為に子宮注入とか行うんですが「授精しました、翌日排卵確認しました」そのタイミングで薬剤注入します。

そして卵管膨大部で受精した受精卵というものが子宮内にコロコロ転がってくる1週間後くらいまでに子宮の状態をきれいにしておけばいいというようなタイミングでの子宮注入を行っています。
9.png


<伏見先生>
それやった農家さんで劇的に改善したという農家さんを何度も経験してます。
AI後の子宮内薬剤注入はベリーグッドですので是非。


<モデレーター:平>
子宮内膜炎っていまその実態、どれくらいの牛が発症しているのかとか、いまサンプリングをされている最中だと思うんですけど、かなり多いというのは先生方の実感ですか?


<伏見先生>
和牛に関してはそうでもないかもしれませんが、分娩前の飼養管理とか過肥の状態でマチマチなんですけど全体でみたときに20%くらいは普通にかかっていると思います。

それをビタミンだとか、セレンの添加、あるいは分娩直後からのどれくらい技術的介入で抑えられるか。
是非オススメしたいのが分娩直後から3日間連続で抗生物質と抗炎症剤連投で圧倒的に子宮内膜炎が減りますね。あかばねクリニックの鈴木先生も勧められているんですけど、獣医を呼ぶ必要なんてないです。

<連載第9回:農家さんの姿勢が変わることで日本の酪農・畜産が1.0から2.0に変わる。>【終】

この記事をシェアする

メールでのお問い合わせ

酪農・畜産生産者さま以外の方はこちらからお問い合わせください

お名前 必須
会社名・牧場名 必須
メールアドレス 必須
電話番号
都道府県
市区郡
飼育頭数
経営形態
お問い合わせ内容 必須

以下の個人情報のお取り扱いについてご同意の上、送信ボタンをクリックしてください。

株式会社ファームノート(以下、「ファームノート」といいます)は、お客様がファームノートWEBサイト又はファームノートの提供するサービスをご利用される際に開示していただく、お客様の氏名、住所、電話番号、メールアドレス等の情報や、サービスのご利用の履歴等(以下、「個人情報」といいます)を取得させて頂く場合がございます。
ファームノートは、個人情報保護法の趣旨のもと、このプライバシーポリシーに則って個人情報を取り扱います。

1.個人情報の利用目的について

ファームノートは個人情報を以下の目的で利用させていただきます。
1.ファームノートの事業活動の実行、改善及び変更等をする際に利用させていただきます。
2.お客様への資料の発送、お問い合わせのご回答などに、氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどの連絡先情報を利用します。
3.お客様にファームノートが行うキャンペーンや商品・サービスのご案内をするために、ご利用された履歴や、お客様の氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどの連絡先情報を利用します。
4.ファームノートのサービス改善を行うために、お客様から寄せられたご意見やアンケートの結果、ご利用履歴・お問い合わせ履歴などを利用します。

2.個人情報の管理について

ファームノートは以下の体制で個人情報を管理します。
1.個人情報保護法やガイドラインに従って必要な内部体制を整備し、従業員から個人情報の取扱を適正に行う旨の誓約書を取得します。
2.個人情報の利用を業務上必要な職員だけに制限し、個人情報が含まれる媒体などの保管・管理などに関する規則を作り、個人情報保護のための予防措置を講じます。
3.システムに保存されている個人情報については、業務上必要な職員だけが利用できるようアカウントとパスワードを用意し、アクセス権限管理を実施します。なお、アカウントとパスワードは漏えい、滅失のないよう厳重に管理します。
4.サービスに支障が生じないことを前提として、個人情報の受領時からファームノートが定める期間経過後、ファームノートの判断において個人情報は随時削除していきます。

共同利用

ファームノートは、利用目的の達成に必要な範囲で、個人情報をファームノートのグループ会社と共同利用いたします。なお、ファームノートのグループ会社とは、株式会社ファームノートホールディングス及びその子会社(株式会社ファームノートホールディングスが議決権の過半数を直接又は間接に保有する会社をいいます。)を意味します。

共同利用される個人情報の項目は、お客様の氏名、住所、電話番号、メールアドレス、サービスのご利用の履歴などお客様によるサービスのご利用によりファームノートのグループ会社が取得させていただく情報です。
共同利用の目的は、上記の「個人情報の利用目的について」に記載された利用目的と同じです(但し、共同利用の利用目的については、「ファームノート」を「ファームノートグループ」と読み替えるものとします)。
共同利用における管理責任者は、ファームノートとなります。お問い合わせについては、お問い合わせフォームよりお問い合わせください。

個人情報の開示について

1.ファームノートは、お客様の同意がない限り、個人情報を第三者に開示することはありません。ただし、以下の事例に該当する場合はその限りではありません。

・法令に基づき裁判所や警察等の公的機関から要請があった場合

・法令に特別の規定がある場合

・お客様や第三者の生命・身体・財産を損なうおそれがあり、本人の同意を得ることができない場合

・法令やファームノートの利用許諾 ・注意事項に反する行動から、ファームノートの権利、財産 またはサービスを保護または防禦する必要があり、本人の同意を得ることができない場合

2.お客様から個人情報の開示要請があった場合は、本人であることが確認できた場合に限り開示します。

注:本人確認の方法
本人であることが証明できるもの(免許証、保険証など)の写しを、ファームノート宛にご郵送してください。内容を確認させていただき、本人であることが明確になり次第、開示させていただきます。

5.苦情、ご質問やご提案について

苦情、ご質問やご意見がございましたらお問い合わせフォームよりお問い合わせ下さい。