導入事例

有限会社 阿部牧場様(熊本県阿蘇市)

「一概には言えませんが、受胎率も向上しており分娩間隔は導入前の424日から現在は390日です。」

弊社製品のご導入以前の課題は?

「手書きやエクセルによる牛群管理や繁殖検診書類の作成が面倒でした。」

昔は手書きのファイルで牛群の情報を管理していましたが、記入漏れなどもあって、繁殖検診などで書類を提出する際も、情報をまとめ直して手書きで書いたりエクセルで打ったりと面倒な部分がありました。それで他社の牛群管理ソフトを導入してみたのですが、初めは使いやすかったものの、途中で仕様が変わってしまい、残念ながら酪農家にとっては使いにくいと感じるような状況になっていました。

-弊社製品ご導入のきっかけは?
以前のソフトが使いにくくなったことに加え、うちの搾乳システムが変わったことで乳量、反芻、歩数などのデータをパソコン上で管理できるようになったので、そうした既存のデータとうまく連携できる新しい繁殖管理ソフトが導入できないかと考えていたところ、たまたまファームノート社の営業さんがうちの牧場に来られました。

それでクラウド牛群管理システム「Farmnote」の説明を聞いてみると、既にうちが持っているシステムに組み込めるとのこと。酪農家のニーズに沿った企業努力もされているなと感じたので、今後の期待も含めてまずはトライアル利用からはじめました。

実際に他社のソフトとも比較しながら使ってみた結果、視覚効果によるデータの見やすさや機能のカスタムのしやすさなど、他社製品と比べて圧倒的に使いやすいことから本格的な導入に至っています。
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ご導入による効果は?

「一概には言えませんが、受胎率も向上しており分娩間隔は導入前の424日から現在は390日です。」

-実際に使用された使い心地や効果は?
うちでは以前から牧場で働く作業員にスマートフォンを支給しており、シフト表などの伝達事項もSNSアプリでやりとりするなどペーパーレスの方向で運営してきたので、Farmnoteは紙に変わる記録媒体としてうちの営農にフィットしました。作業員の日報も以前は手書きでしたが、今は全部Farmnoteに入力。作業員一人ひとりが入力する昼間の作業履歴を従来の日報代わりにして、そのデータを経理に提出しています。

現在、牛500頭に対して作業員が13名いますが、誰がどんな作業を何時間したのかFarmnoteでだいたい分かるので人事評価の面でも活用しています。手書きに比べて圧倒的に見やすく、訂正が必要な時も各個人でどこでも・すぐに対応できるのがいいですね。作業員の中には外国人研修生もいますが、Farmnoteへの入力の仕方を教えて英語で記入してもらっています。


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他社のソフトはアプリで使えないものもありますが、Farmnoteはアプリで使えるので、作業現場にいる時もスマホを開いて情報を見ることができます。発情の確認など目で見ただけでは不確かな部分も、現場でFarmnoteの周期や妊娠に関するデータを見ることでより正確な判断が下せてすぐに必要な処置を施せるので仕事が効率的に進みます。事務所に帰ってから個体の識別番号をファイルで確認するような、時間効率の悪さがなくなりました。1人が記録した個体情報を全員がスマホで共有できるのも便利です。

また、一概には言えませんが受胎率についても着実に向上しています。
Farmnote使用前の分娩間隔は424日ぐらいで、405~410日を目標としていました。現在は390日くらいです。さらに乳量も高く、全国平均、さらには北海道平均と比べても悪くない数字だと思います。


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自社ブランドとして製造・販売している乳製品
-Farmnoteを上手く活用するコツは?
まず、データを常に見ることです。うちの場合は搾乳前、ミーティング前、日報を記録する時、退社前など、頻繁にデータを見ています。その上で、機器だけに頼ってデータに振り回されないよう「あくまでも機器はサポート役で、人間が主体である」ということを認識しておくことも重要だと考えています。

例えば、いくら集計されたデータがあがってきても、そのままにしていては意味がありません。
Farmnoteでデータを見たらそれを従業員間できちんと伝達・共有する。そしてデータだけに捉われないよう、きちんと実際に牛を見る。さらに牛を見るときは闇雲に感覚を頼りにするのではなく、データと照らし合わせながら見て、必要な行動を取る。そしてまたFarmnoteに記録して共有を行う、という使い方をしています。

うちでは反芻などの数値が良い牛だけではなく、数値が悪い牛にさえも最善の処置を施すように尽力しています。

IMG_2932_2.jpg-導入されていない方へメッセージはありますか?

人を雇用している規模の牧場であれば、従業員の方にどんどんFarmnoteを操作してもらってデータの共有場所にするのが良いのではないでしょうか。一度導入してしまえば、検診などの際も現場でFarmnoteを開いてペーパーレスで済むなど、作業を簡素化できるメリットもあるので営農がラクになると思います。また、発情発見など人間の感覚だけでは不確かな課題にデータをもとに取り組むことは、繁殖管理において重要な進歩になると思います。


-今後のビジョンを教えてください。
うちの場合は細かくデータを残して、将来の検討材料にするという方法で営農を進めています。
これからFarmnoteに詳細なデータがどんどん蓄積されていくので、将来「3年前、5年前はどんな飼養方法をとっていたのか?それで良かったのか?」と見直して改善に活かせればと思います。また、Farmnoteを「単なる記録媒体」としてだけではなく、「牛群や繁殖を効果的に管理するためのツール」として活用していけたらいいですね。Farmnoteの機能がいっそう進化することにも期待しています。

阿部牧場では『牛づくりは草づくり、草づくりは土づくり』をモットーに、牧草、藁や野草などを使った自給飼料主体の飼養管理を行い、循環型酪農に取り組んでいます。今後もそうした自社の強みを活かすとともにIT機器も活用し、現状の繁殖成績や産乳量を維持していければと思います。

(終)

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国際味覚審査機構 授賞式の様子 (左)阿部樹範会長 (右)奥様の佳代子様



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三つ星を受賞した ASO MILK、のむヨーグルト



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会社紹介

会社名 有限会社 阿部牧場様(熊本県阿蘇市)
従業員数 32名(取材当時)
本社 熊本県阿蘇市

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